静かな夜、ふと耳を澄ますと「カサカサ…」「トントン…」と壁の中から何かが動く音。
最初は気のせいかと思っても、何日も続くと不安になりますよね。実はその音、害獣や虫が壁の中に侵入しているサインであることが多いのです。
壁の中は、人の気配が少なく暖かくて暗い、動物や虫にとって居心地のいい隠れ場所。
放っておくと、断熱材の劣化・配線のかじり・糞尿や巣による悪臭など、住宅の中で見えないトラブルが進行してしまうこともあります。
でも、いきなり壁を壊すのは怖いし、何の動物かもわからない…。
そんなときこそ、音や痕跡から“原因を見極める”ことが大切です。
この記事では、壁の中で音がする主な原因と、それぞれに合った安全な対処法を、やさしくお話ししていきます。
壁の中で音がする主な原因とは?
壁の中でカサカサ音がする場合、考えられる原因はいくつかあります。
それぞれの特徴を知ることで、どんな生き物が潜んでいるのかを判断できます。
| 音の特徴 | 原因・生物 の可能性 | 主な被害内容 |
|---|---|---|
| カサカサ・チューチュー | ネズミ | 断熱材や電線をかじる、糞尿による悪臭、アレルギーの原因にも。 |
| パリパリ・パキパキ | シロアリ | 木材や柱を内部から食い荒らし、家の耐久性を低下させる。 |
| カリカリ・小さな足音 | ゴキブリ・虫類 | 壁の隙間や配管のすき間に巣を作り、繁殖しやすい。 |
| ドスッ・ゴトッ | イタチやハクビシン | 比較的大型。屋根裏から壁伝いに入り込み、フン害・騒音が深刻。 |
音の種類が**夜間に集中する場合は、夜行性の害獣(ネズミ・イタチなど)**の可能性が高いです。
昼夜を問わず「パキパキ」と鳴るなら、木材を食べるシロアリのサインかもしれません。
放置するとどうなる?見えない壁の中の被害
壁の中の害獣・害虫は、見えない場所で確実に被害を広げていきます。
見た目では分かりづらいだけに、気づいたときには深刻化しているケースも。
- 断熱材がボロボロになり、冷暖房効率が低下
- 電線をかじられて漏電・火災リスクが発生
- フン尿・死骸による強い悪臭やカビの発生
- ダニ・ノミ・細菌の繁殖による衛生被害
特に小動物のフンには感染症の原因菌が含まれることもあります。
「音がするだけだから大丈夫」と油断せず、早めの対処を意識しましょう。
自分でできる初期確認と応急処置
まずは、安全を確保しながら音の出どころと侵入口を確認してみましょう。
チェックポイント:
- 壁の下やコンセント付近に小さなフンやゴミのような跡がないか
- 外壁や屋根まわりに5mm以上のすき間や配線穴がないか
- 室内でアンモニア臭や獣臭がしないか
見つけたすき間は、一時的に金属メッシュやパテでふさいで様子を見ましょう。
また、ネズミの場合は市販の忌避スプレーや超音波機器で一時的な追い出しが可能です。
ただし、巣ごと取り除かないと再発する可能性が高いため、長期的には専門業者への相談をおすすめします。
専門業者に依頼するメリット
プロの害獣・害虫駆除業者に依頼すると、次のような根本解決策を行ってくれます。
- 動物・虫の特定調査(足跡・フン・音の分析)
- 安全な追い出し作業(専用機材・薬剤・忌避処理)
- 侵入口封鎖と清掃・消臭
- 再発防止保証(数年単位のアフターケアつき)
中でも、全国対応の害獣退治屋さん・ハウスプロテクト・害獣駆除110番などは、
現地調査や見積が無料で、「壁の中の音トラブル」にも豊富な実績があります。
自分で見えない部分だからこそ、専門の知識と経験を持つプロの力を借りるのが安全です。
まとめ|「小さな音」こそ早めのサイン
壁の中の「カサカサ…」という音は、家があなたに出す小さなSOS。
そのままにしておくと、見えない場所で大きなダメージを受けてしまうこともあります。
だからこそ、
- 音の種類を観察して原因を特定する
- 早めに点検・応急処置を行う
- 必要に応じて専門業者に相談する
この3つを意識することが、家と家族を守る一番の近道です。
「怖い」「不安」という気持ちは、行動することで必ず軽くなります。
どうかひとりで悩まず、信頼できるプロと一緒に安心できる暮らしを取り戻してくださいね。


コメント