夜中に聞こえる「カサカサ」という音、天井裏の異臭や糞…。
そんな被害に気づいて駆除を検討すると、まず気になるのが**「費用はいくらかかるの?」**ということですよね。
ホームページや広告を見ると「○○円〜」「格安!」と書かれていても、
実際の見積もりを取ると金額がまちまちで、「高すぎるのでは?」と感じる方も多いでしょう。
でも、駆除料金には動物の種類・被害の深刻度・建物構造・作業範囲など、
いくつもの要素が関係しています。
また、「再発防止」「消臭・除菌」「侵入口封鎖」などを含めるかどうかで、
費用は大きく変わります。
この記事では、初めての方でも分かるように、
害獣駆除の費用相場と見積もりの見方を、女性の目線でやさしく解説していきます。
「損をしないためのポイント」もお伝えしますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
害獣駆除の費用相場を種類別にチェック
害獣駆除といっても、動物の種類や作業内容で料金は異なります。
以下は一般的な相場の目安です(全国平均・一戸建て住宅の場合)。
| 害獣の種類 | 駆除費用の相場(目安) | 備考 |
|---|---|---|
| ネズミ | 20,000〜80,000円 | 小規模なら低価格。侵入口封鎖を含むと高め。 |
| イタチ/テン/ハクビシン | 30,000〜150,000円 | 追い出し+巣撤去+清掃を含むことが多い。 |
| アライグマ | 50,000〜200,000円 | 体が大きく、作業範囲が広いと高額。 |
| コウモリ | 30,000〜100,000円 | 天井裏の糞清掃・封鎖が中心。 |
| ムクドリ・ハト | 10,000〜80,000円 | 巣撤去+ネット・スパイク設置など。 |
👉 一見高く感じるかもしれませんが、「駆除+再発防止+清掃」をセットで行う業者ほど安心です。
「安いから」と単発駆除だけ依頼すると、再発して結果的に二重費用になるケースも少なくありません。
見積もりで確認すべき5つのチェックポイント
業者に見積もりを依頼したら、次のポイントを必ずチェックしましょう。
① 駆除作業費
実際に害獣を追い出す・捕獲する作業の基本料金です。
種類や範囲によって異なりますが、この部分が全体費用の中心になります。
② 侵入口封鎖費
害獣を追い出しても、侵入口を塞がなければ再発します。
業者によっては「防鼠パテ」「金網」「パンチングメタル」などの素材費・施工費が別途かかるため要確認。
③ 清掃・消臭・除菌費
害獣の糞尿には病原菌が含まれているため、
消毒や脱臭が行われるかをチェック。オプション扱いの業者も多いです。
④ 出張費・夜間対応費
地方や離島、深夜作業などの場合、交通費・時間外料金が上乗せされることがあります。
「追加費用なし」をうたう業者でも、細かい条件を確認しましょう。
⑤ 保証・アフターサービス
信頼できる業者ほど、**「○年間の再発保証」**を設けています。
保証書の有無、期間、範囲(再封鎖・無料点検など)を忘れず確認。
見積もり書の見方と注意点
見積書には、専門用語が並ぶこともありますが、
ポイントさえ押さえれば難しくありません。
例:見積書の内訳構成(サンプル)
| 項目 | 内容 | 金額(目安) |
|---|---|---|
| 基本調査費 | 屋根裏・床下の点検、糞の確認など | 0〜10,000円(無料の場合も) |
| 追い出し作業費 | 捕獲器・忌避剤・煙処理など | 15,000〜50,000円 |
| 封鎖施工費 | 侵入口の金網施工・コーキング処理 | 20,000〜60,000円 |
| 清掃・除菌費 | 糞尿除去・消毒・脱臭 | 10,000〜30,000円 |
| 合計(税込) | – | 約60,000〜150,000円 |
注意すべき点
- 「一式」と書かれている項目が多い業者には要注意。
→ 詳細が分からないまま追加請求されるケースがあります。 - 相見積もりを2〜3社とるのが安心。
→ 極端に安い・高い場合は内容をよく比較しましょう。 - 現地調査なしの即決見積もりは避けるべき。
→ 実際の被害範囲を見ずに出された金額は信頼性が低いです。
費用を抑えるコツと補助金の活用法
実は、一部の自治体では害獣駆除に関する補助制度を設けています。
例:補助金・助成の一例
- 「有害鳥獣駆除費補助金」:農作物被害や住宅被害に対して、駆除費の一部を補助。
- 「コウモリ対策支援制度」:環境衛生上の危険がある場合、自治体が業者を紹介してくれる場合も。
- 「害獣侵入防止対策補助金」:金網設置や封鎖工事の材料費を助成。
お住まいの市区町村のホームページで「害獣 駆除 補助金」と検索してみましょう。
また、見積もり時に「補助金を利用したい」と伝えると、
申請に必要な書類(見積書・写真・施工報告書)を作成してくれる業者もあります。
悪質業者に注意!見積もり段階で見抜くポイント
残念ながら、駆除業界には不透明な料金設定で高額請求する悪質業者も存在します。
見抜くポイントは次の通りです。
- 現地を見ずに「一律○万円」などと即答する。
- 「今すぐやらないと大変なことになる」と不安を煽る。
- 契約を急がせ、書面を残さない。
- クチコミ・運営会社情報・所在地が不明。
信頼できる業者は、
- 見積もり無料・現地調査付き
- 作業内容を写真や図面で説明
- 再発保証やアフター点検を明示
など、説明が丁寧で透明性が高いのが特徴です。
まとめ|「安さ」より「安心」で選ぶのが正解
害獣駆除は、**“一度やって終わり”ではなく、“再発防止まで含めた安心サービス”**が大切です。
- 見積もりは、内容と保証を重視して比較する。
- 安すぎる業者には、追加請求や再発リスクが潜む。
- 「駆除+封鎖+清掃+保証」までセットが理想。
費用の相場を知っておくことで、
「高すぎる」「安すぎる」と迷うことなく、納得して依頼できます。
最後に覚えておいてほしいのは、
**“本当に安いのは、安心が長持ちする業者”**ということ。
一度の施工で長く安全に暮らせるよう、
ぜひ信頼できる専門業者を選んでくださいね。
手っ取り早く害獣駆除が分かります


コメント